1900年代初~中期に作られた黒猫の絵柄のティーカップ、ソーサー、ケーキ皿のトリオセット(3点セット)です。子供用のナーサリーウェアとして作られたもので、デミタスカップよりもさらに一回り小さなカップです。
2匹の黒猫ちゃんが見合ってます。下に”SLAYNT MIE!”という見慣れない言葉が書かれています。最初、何語かわからなかったのですが、どうも尻尾のない猫マンクスの言葉として書かれてるようです。マンクス地方の古いアイリッシュ語で、SLAYNTはHealth(健康)、MIEはGood(良い)という意味のようで、「ご機嫌よう」というような意味のようです。
そうやって猫ちゃんを見てみると、確かに2匹とも尻尾がないんです(笑)
ソーサーにはフランス語で、”BON SOIR”「こんばんは」とあるので、「こんばんは」のマンクス語かもしれません。
絵柄はルイス・ウェインにそっくりです。たくさんのひげの描き方も
この絵の猫ちゃんたちに似ています。縁取りの緑は、
Bristol Potteryの陶器にそっくりで、このシリーズを意識して作られたようです。工房や絵の作者など、なんの刻印もないので詳細はわからないのですが、ドイツやフランスで作られたもののようです。
残念ながら、ケーキ皿に一か所小さな欠けがありますが、カップとソーサーにはヒビ・欠けはありません。とても珍しく愛らしいトリオセットです。